2016年1月4日月曜日

拡散ブラシ、バージョン0.1。

あけましておめでとうございます。時が過ぎるのを噛みしめて終わる年末、気持ちを真っ新にして事始めがしたいと思う年始。この時期は対照的で、変な気分です。ひとまず、これが新年明けてからの投稿となります。

さて、投稿内容は新しく追加した「拡散ブラシ」のことです。拡散ブラシは、レイヤーの色を小さな円で拡散させて、ディザをかけたような効果を出します。色をぼかす「diffusion.bs」と、色をこする「rubbing.bs」の2種類があります。

2種類とも、レイヤーに色がない場所では描画しないので、色がある場所でブラシを走らせます。一応、フルカラーからモノクロまで使えると思います。下の参考画像がやっつけで申し訳ないですが、こんなブラシですよってことで。


パラメータについては、以下のリストの通りです。

  • diffusion >> 拡散する距離
    (rubbing >> こする距離)
  • size >> 小さな円の幅
  • rnd_size >> 小さな円の幅をランダムに
  • flat >> 小さな円の扁平率
  • angle >> 小さな円の角度
  • rnd_angle >> 小さな円の角度をランダムに
  • color >> 前景色で色づく
  • rnd_color >> ランダムな色で色づく
  • rnd_alpha >> 小さな円の透明度をランダムに
  • press_alpha >> 筆圧に応じて透明度を変更

特に「color」と「rnd_color」は、いまいち自分でもわかりづらい気がするパラメータです。というわけで、簡易的にまとめたものが下の画像です。


透明度と周囲の輝度の差で色づく度合いが変わります。要するに、縁取りするイメージでしょうか。不透明なときは、輝度の差が影響して、白黒はっきりに近いほど縁取りされた感じになりますし、透明なときは、透明度が高いほど前景色で色づけされ、不透明度ゼロとの境目で縁取りされた感じになります。実際には、両者の組み合わせで色づく結果が変わってくると思います。

ちなみに、この2つのパラメータを使用例を挙げるとすれば、モノクロレイヤーで砂目のグラデーションを部分的に作成するときでしょうか。白で削ったり、黒で加筆したり、これらを調整しながらの作業です。しかし、もっと良い方法があるに違いないので、本当に一例です。

最後にダウンロードは、以下のリンクです。

diffusion_v01.zip