2018年1月17日水曜日

塗りつぶしペン(fill.bs)の更新、バージョン0.31になりました。

塗りつぶしペン(fill.bs)を更新しました。今回は、数日前に更新したバージョン0.3の修正が主です。ちなみにバージョン0.3では、背景色を使用するfill_bg.bsと扇状に塗るだけのfill_fan.bs、ハーフトーン表示対策用のredraw.bsを追加しました。

ひとまず、今回の変更点3つを挙げていきます。一つ目は、fill_bg.bsの修正についてです。前バージョンでは、線を描画しない状態でも描画されていました。これは、私が条件分岐を入れるのを忘れていたからです。

二つ目は、基点を無視して描画するパラメータを、fill_fan.bs以外のfill.bsとfill_bg.bsにも追加したことです。このパラメータのデメリットは、ブラシを再選択したときに保存された設定に惑わされる点だと思います。基点を設定したのに効かないことにイラつくかもしれません。チェックを外せばいいだけですが、現時点では良い案が思いつきません。これさえクリアできれば、メリットになると思うんですがね。

そして最後の三つ目は、fill_fan.bsに新しくパラメータを追加したことです。新しいパラメータは、指定の間隔になるまでの距離を設定することができます。それまでの距離内は狭い間隔になるので、大きなブラシ幅でも小さな範囲を塗ることが容易くなるでしょう。ただし、それなりにです。

また、fill_fan.bsは間隔が狭いと描画回数が増えるので、比較的重くなるようです。間隔自体は、ブラシ幅を変更することで調整できます。たとえば解像度が600dpiくらいでしたら、100~400ピクセル前後がおすすめかもしれません。逆に大きくしすぎても、間隔が広すぎて塗りにくい上に、負荷も増える場合があります。

さて、記事の終わりとなりますが、ダウンロードは以下のリンクです。

fill_v031.zip

3 件のコメント:

  1. さっそくの更新ありがとうございます。fill_fan.bsもいろいろ使えそうです!。使ってみます!
    あと、その・・・また要望で申し訳ないのですが、fill_bg.bsを使っている時にctrlをよく押すのですが、赤い十字線が表示されます。これはそういう機能で大変便利なのですが、誠に勝手な意見を承知でいえば、fill_bg.bsの使用中は表示しないようにできないでしょうか?
    もしよろしければ御考慮下さいますことを、陰ながら祈っています。

    最後になぜ、そのような要望を、申し上げるのか、fill_bg.bsの魅力に触れながら、感想を述べさせてください。

    自分は、あまり頭が良くないので、表現しづらいのですが、アナログで絵を書く、もしくはデジタルで絵を書くとき、どのように考えて、絵を書いているか、というと、すくなくとも自分は、様々なツールのストローク(素材)をレイヤー状に積み上げた建物を、その屋上の上の視点から見下ろして絵と認識して、絵を書く作業をしています。従って、アンドゥやリィドゥは、建物の階数を消したり、復元したりする行為みたいな感じなんです。そのような作画では、絵が階層性のある建物である事や、どのステップ(階層)が上で、どの階が下か、どう重なるのが、ベストかなどを、ツールの切り替え時や、作業ステップが増える度に感じて、疲れてしまうのですが、

    fill_bg.bsは、最後に書いた階層が一番上に自動的に来て、さらにその階層を広げる事ができるって言うか、何か、平面の絵を自然に書いているみたいで、すごい使い心地がいいのです。白い紙に、突然、絵の対象が出てくる感じなので、ちょっと他のペンと違います。すごくマンガの構造に合致しているというか・・・。流石に、変な文章で申し訳ないのですが、そんな訳で、もしよろしかったら、fill_bg.bsの設計意図と異なるかもしれませんが、ctrlを押した時の赤い十字線を表示しないオプションを追加してもらったりすることができたらな、うれしい限りです。

    長文になってしまい、申し訳ありません。これからも、ブラシスクリプト楽しみにしています。

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    1. コメント、ありがとうございます。Ctrlキーを押したときに表示される赤い十字線の件ですが、ブラシスクリプト側では非表示にするといった制御はできないと思われます。その為、現時点はご要望に応えられないですが、今後の参考とさせて頂きます。

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  2. おひょいと申します。相変わらず、fill_bg.bsを使わして頂いています。気になったことがあったので、コメントを書かせていただきます。

    fill_bg.bsなのですが、アンチエイリアシングを使わずに直線をフリーハンドで引こうとした時、つまりシフトを押さずに直線を引こうとした時、その引いた線に1ピクセルずつ欠けた個所が生じます。
    二値化した絵を描く事が多いので気になったのですが、
    もしかしてfill_bg.bsはアンチエイリアシングを前提で使った方がいいのでしょうか?
    というのも、ペンタブレットでfill_bg.bsを、アンチエイリアシングを適用して使う(ポイントする)と、若干、現実のペンみたいに滲むような動作をするのです。
    おそらくこの滲みのような動作が、二値化した環境では、1ピクセルの刃こぼれ?(あるいはノコギリ)のような線を生じさせているのではないのかな?と思いました。使ってみた感想ですが。

    もしよろしければ、今までのアンチエイリアシング下で現実のペンのように動作する以外に、完全にデジタルなブラシの径が連続するようなfill_bg.bsも使ってみたいです。

    コメントのたびに要望ばっかりですみません。
    とにかくfill_bg.bs毎日使っています。とても楽しいです。
    作っていただいて有難うございます。

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